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カリン (小惑星) : ウィキペディア日本語版
カリン (小惑星)

カリン (832 Karin) は小惑星帯に位置する小惑星である。ハイデルベルクケーニッヒシュトゥール天文台でマックス・ヴォルフによって発見された。
スウェーデンヴァーサ朝の第4代国王であるエリク14世の王妃カリン・モンスドッテルにちなんで命名された。
直径約19kmのS型小惑星である〔 David Nesvorný, Brian L. Enke, William F. Bottke, Daniel D. Durda, Erik Ashaug & Derek C. Richardson ''Karin cluster formation by asteroid impact'', Icarus 183, (2006) pp 296-311.〕。
カリンは、コロニス族のうち90個ほどの若い小惑星からなるカリン族というサブグループの中で最も大きい。これらは約580万年前に、より大きな小惑星の衝突が起こって生じたものだと考えられている〔 D Nesvorný, WF Bottke Jr, L Dones, HF Levison: The recent breakup of an asteroid in the main-belt region, Nature, 2002 〕。
カリン族は2002年に発見された。2003年にはすばるを用いてカリンの近赤外線観測が行われ、表面に宇宙風化の進んだ古い部分(S(IV)型小惑星のスペクトルを示す)と、宇宙風化していない新しい部分(L6普通コンドライトのスペクトルを示す)があることがわかった〔すばる望遠鏡を用いた小惑星カリンの分光観測/佐々木貴教、佐々木晶、渡部潤一、関口朋彦、河北秀世、布施哲治、高遠徳尚 〕。その他にも、いくつかのカリン族小惑星の光度曲線が観測されている〔カリン族小惑星の光度曲線観測/デルマワン・ブディ、中村士、吉田二美、柳沢俊史、佐藤祐介 2003年木曽シュミットシンポジウム 〕〔若い小惑星族の光度曲線/伊藤,吉田,Dermawan 日本惑星科学会誌Vol.13.No.4,2004 〕。
== 関連項目 ==

* 小惑星の一覧 (1-1000)

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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